2015年4月2日
大日本印刷(株)は、医薬品や化粧品などに含まれる有効成分や香気成分が吸着することを抑制するフィルムを使用した「DNP低吸着包材」を開発した。
DNPが食品包装の分野で長年培ってきたフィルム製膜技術とラミネート技術を応用し、同製品に使用されるフィルムへの成分吸着を抑制するとともに、フィルムのシール強度を従来のポリアクリロニトリル(PAN)フィルムの2〜3倍に引き上げることに成功した。これにより、医薬品や日用品、食品などの多様な用途・形態での利用が可能になった。今年9月より、ポリエステル系フィルムと2種類のポリオレフィン系フィルムを用いた計3種の包材の販売を開始する。
なお、DNPは同製品を4月8日〜10日に東京ビッグサイトで開催される「第6回高機能フィルム展」に出展する。