2014年11月11日
安全な街づくりを目指し、防災・防犯デジタルサイネージとして実証実験を開始
大日本印刷(株)は、太陽光発電と風力発電、蓄電池を組み合わせた自然エネルギーシステムを搭載した省エネルギー型のデジタルサイネージ(電子看板)を開発した。防犯カメラが搭載できるほか、災害時には緊急情報の配信や安否確認が行える。DNP五反田ビルに約1年間、同サイネージを設置して実証実験を行い、その結果を踏まえて販売する予定。
同サイネージは、情報表示機器には液晶ディスプレイと可変型電子ペーパー、時計表示電子ペーパーを搭載。電子ペーパーは情報の書換え時のみ電力を消費し、表示中は電力を消費しない省エネに優れた表示機器。非常時や災害発生時には、自然エネルギーで電子ペーパーを稼働させて人々が必要としている災害情報、避難情報等を発信する。
停電時のバックアップ機能として蓄電池を搭載。液晶ディスプレイの表示は停電後、約14時間の運転が可能。
また、DNPが開発したスマートフォン、おサイフケータイ向け情報配信端末「プチポルタ」を搭載。災害時にスマートフォンや携帯電話をかざすだけで、安否確認サイトへ誘導する。
また、街中での防犯対策として、防犯・監視カメラの搭載も可能で地域の犯罪を未然に防ぐ効果も期待できる。