2014年10月8日
紙と樹脂素材を複合したプラスチック成型品のサンプル
凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、紙と樹脂素材を複合したバイオマスプラスチックによる環境配慮型のプラスチック成型品を開発。まずはボトルキャップや計量スプーンなどのトイレタリー製品用パーツや、ネジや保護カバーなどの産業製品用パーツ向けに2015年1月から販売を開始する。
粉末化した紙素材と樹脂素材とを混ぜ合わることで、石油由来プラスチックの使用を最大3割削減したプラスチック成型品。その紙素材には、バージン紙はもちろん、企業が製造段階で排出する廃棄紙も使用できる。今回、凸版印刷が自社で排出した廃棄紙を原料として使用したプラスチック成型品の量産技術を確立。これにより廃棄紙を削減できるだけでなく、自社製品のプラスチック成型品を作るための資源として循環活用できる仕組みを実現した。