2014年9月16日
印刷方式で耐油剤を塗布、耐油性・加工適性を大幅に向上
凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、中食・惣菜製品向けの耐油性紙容器を開発。ファーストフードやコンビニエンスストア業界に向けて本格的な販売を開始する。
揚げ物など油含有量の多い食品を入れた際、食品に含まれる油の漏れや染み出しを防ぐ機能を持つ紙容器。具体的には、凸版印刷が独自に開発した耐油剤を、紙容器の内面に印刷方式で塗布することで紙繊維に浸透させ、耐油膜を形成する独自技術を開発した。
紙に均一に耐油剤を塗布することにより、従来の耐油性紙容器と比較して油の染み出しを1割以上軽減。また、のりしろ部分への塗布を避けるなど耐油剤の塗り分けができるため、加工適性も向上した。