2014年9月6日
世界最小となるPUF技術を搭載したICタグ(左)とプリント基板への搭載例
凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、(株)村田製作所(本社/京都府長岡京市)と共同でPUF技術を搭載した世界最小のICタグを開発。小型電子機器の真贋判定向けに12月からサンプル出荷を開始する。
PUF技術とは、ICチップが持つわずかな個体差を人間の指紋のように利用する偽造防止技術。従来の暗号技術を用いた高価なICチップとは異なり、製造コストを抑えながらも偽造される可能性が極めて低いため、次世代のセキュリティ技術として注目されている。
今回、凸版印刷がもつPUF技術を搭載したICタグの製造技術と、村田製作所がもつICタグの小型化技術を融合することでPUF技術搭載の世界最小ICタグ開発に成功。2015年4月からの量産化を目指す。