2014年8月29日
古河電池(株)(徳山勝敏社長)と凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、世界初となる紙製容器でできた非常用マグネシウム空気電池「マグボックス」を共同で開発。12月中旬に古河電池から発売する。
災害時の最も重要な問題のひとつに、携帯機器の電池切れによる情報の遮断がある。東日本大震災の被災地に立地する企業である古河電池は、震災時に得た「何が本当に必要だったのか?」の経験を活かし、避難所などに設置して、簡単に多数の携帯機器へ電力を供給できる電源を凸版印刷と開発した。
「マグボックス」は、マグネシウムを負極物質、空気中の酸素を正極物質とし、水や海水を投入して発電させる電池。大容量かつ長期間保存可能で、非常時に水を入れるだけで、多くの携帯機器に電力を供給できる。