2014年7月8日
凸版印刷(株)(金子眞吾社長)と日本ファイリング(株)(本社/東京都千代田区、田嶋譲太郎社長)は、企業や官公庁、各種団体の所有する貴重資料の「デジタルデータ保存」と、「現物保存」を軸とした貴重資料の長期保存と利活用事業において協業すると発表。凸版印刷が提供する高品質撮影、年史編纂、データベース構築など史資料の有効活用を実現するデジタルアーカイブソリューションと、日本ファイリングの「DAE法による大量脱酸処理」をはじめとする紙資料の現物保存に関する技術を連携させたサービスを2014年7月中旬から開始する。
凸版印刷の大規模デジタル化ラインと、日本ファイリングの大量脱酸処理ラインが一本化されることで、書籍や重要文書など扱いの難しい貴重な紙資料のデジタル化と、脱酸処理作業を同時にセットで実施。資料への接触回数が減り、トータルコストの削減、リードタイムの短縮など、より効率よく貴重資料の保存を実現し、さらにデジタル化による資料の新たな利活用への可能性を広げていく考え。