2013年3月29日
凸版印刷(株)(金子眞吾社長)が提供する、放射性セシウムを吸着するゼオライト機能紙「FS-ZEO(エフエス・ゼオ)」が今回、辰野(株)(本社/大阪市)が4月に受注を開始する新型フレキシブルコンテナバッグ「ゼオコン」に採用された。
「FS-ZEO」は、放射性物質を含んだ煤塵(ばいじん)による土壌汚染を防止するため、東北地方の最終処分場で煤塵の下敷きとして採用されているほか、福島県川内村で実施されている土砂や水などに含まれた放射性セシウム拡散防止の実証実験にも活用されている。
「ゼオコン」は、この「FS-ZEO」を内袋に使用したクロスタイプの新型フレキシブルコンテナバッグ。内容物の汚染水に含まれる放射性セシウムを吸着し、放流可能な水準まで低減させることに成功した。
2015年に「FS-ZEO」単体で20億円の売上を目指す。