2012年4月25日
凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、メカニカルリサイクルPETフィルムを貼り合わせた環境配慮型ラミネート包材を開発。トイレタリー分野の詰め替えスタンディングパウチや、食品・医薬品包材などを中心に展開し、5月上旬から販売を開始する。
メカニカルリサイクルPETとは、使用済みPETボトルを粉砕・洗浄した後に高温で溶融・減圧・ろ過などを行い、再びPET樹脂に戻したもの。同製品に使用したラミネート用メカニカルリサイクルPETフィルム「サイクルクリーン」は、凸版印刷と東洋紡が共同で開発したもので、リサイクル樹脂の使用比率で80%という世界最高レベルを実現。非再生PETフィルムに比べ、素材製造段階までのCO2排出量を約40%削減できる。
また、再生原料を使用しながら、衝撃強度、引張強度および貼り合わせ強度などにおいて、非再生PETフィルム使用時と同等の性能を保持している。