2011年11月10日
田辺工場隣接地に竣工した軟包材の新工場
大日本印刷(株)は、紙器や液体紙容器などを製造する田辺工場(京都府京田辺市)に隣接して「軟包材」の新工場を建設した。軟包材は、機能性に優れたフィルムを使用した袋やパウチ、チューブなどのパッケージで、食品や日用品、医療品などに幅広く利用されている。
DNPは、田辺工場において1995年より菓子などの紙器のほか、酒や牛乳などの液体紙容器を専門に製造している。今回の新工場設立により、紙器・液体容器と軟包材を同一拠点で生産することで、紙とフィルムの複合製品などの効率的な生産が可能になった。
新工場では、熱エネルギー源として「ヒートポンプ技術」を採用。ヒートポンプから得られる熱媒体と、独自の乾燥装置を組み合わせることにより、電力使用量も抑えられることからCO2の排出量とエネルギー使用量を大幅に削減。また、環境対応プロセス技術の確立により、生産工程で発生するVOCを回収するなど、循環型工場を目指す。
新工場は11月9日に竣工し、操業を開始している。
所在地は、京都府京田辺市大住西北向29-1。