2011年8月26日
大日本印刷(株)は、植物由来の原料を使用した包装材用の透明蒸着バリアフィルム「バイオマテックIB-PET」を開発した。同社の植物由来のポリエチレンフィルム「バイオマテックPE」などと貼り合わせることで、水蒸気や酸素に対する優れたバリア性を備えた包装材に加工することができ、廃棄後の焼却時に発生するCO2排出量を最大50%削減する。9月から量産開始する。
今後、食品や飲料、日用品のメーカーなどに提供しているに包装材を順次バイオマテックシリーズに切り替えていく予定。海外市場への展開も積極的に推進していく。将来的には、石油由来フィルムと同程度の価格となるようコストダウンの取り組みを継続するとともに、紙容器や成型品への展開を図り、バイオマテックシリーズの普及を促進していく。
DNPは、バイオマテックシリーズを利用した包装材で、2015年度に200億円の売上を見込んでいる。