2011年7月1日
メルシャン株式会社が販売するワインブラ
ンド「フランジア」に採用されたハイバリアペットボトル「GL-C」。
凸版印刷(株)(金子眞吾社長)は、ボトルの内面にシリカを蒸着させる特殊加工を施すことにより酸素バリア性を向上させた無色透明なペットボトル「GL-C」をワイン用途向けに改良した新製品を開発。本格的な製造・販売を7月4日から開始する。
同製品は、酸素をバリアすることで品質劣化を防ぎ、ガラスびんと同等の品質安定性があり、また内容物の容器への吸着が少ないため、風味の保持が可能。無色透明で、ワインのガラスびんの形状を再現しており、美粧性の面からもガラスびん同等の品質を実現した。
また、同製品を採用したワインでは、ガラスびんと比較して、1本あたりのCO2排出量を、容器製造時で約5割(210g/本)、国内輸送時で約3割(17g/本)削減する。
同社は2014年までの3年間で10億円の売り上げを目指す。