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大手の動き

凸版印刷、生物多様性に関する基本方針を策定

2010年5月24日

 凸版印刷(株)は、トッパングループの「生物多様性に関する基本方針」を制定。さらに、生物多様性の保全活動に積極的に取り組むため、「企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)」へ加入したことを発表した。
 凸版印刷では、2009年4月に「トッパングループ地球環境宣言」や「環境管理規程」を策定し、トッパングループ全体で環境保全活動の強化を推進。 2010年10月に名古屋で生物多様性条約第10回締結国会議(COP10)が開催されるなど、生物多様性の保全に関する注目が集まっており、同社では「企業としても生物多様性の保全活動をより強化していく必要がある」との考えを表明している。
 印刷業の凸版印刷が考慮すべき生物多様性とは、紙等の原材料調達、水の利用・排水、化学物質の排出、事業所が立地する土地と周辺の環境など、生物と重要な関わりがある。今回、生物多様性の保全活動をより具体的に確実なものとするために、保全および持続的利用に関する6項目の基本的な方針を制定した。
【生物多様性に関する基本方針】
(1)生物多様性の保全は、経営の一環であり、重要な要素と位置づける。
(2)原材料調達においては、生物多様性に及ぼす影響の回避・最小化により、持続的な利用に積極的に取り組む。
(3)生物多様性に関する社会貢献活動に積極的に取り組む。
(4)取り組みにおいては、予防的・順応的な方法を用い、かつ長期的な観点を持つ。
(5)取り組みにおいては、地域住民など生物多様性に関わる多様なステークホルダーとの連携に配慮する。
(6)生物の多様性の保全及び持続可能な利用は、地球温暖化の防止等に資するとの認識の下に行う。
 また、生物多様性の保全活動を具体的に推進し、取り組みを強化するにあたり、産業界や官公庁の動向と整合した活動にしていくことを目的として、企業コンソーシアム「企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)」に加入した。
 今後凸版印刷では、トッパングループ全体で森林環境保全に配慮した紙原料の使用を推進するなど、生物多様性の保全へ配慮した取り組みの強化を目指す。

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