2016年3月18日
Kodak Prosper 6000Cプレス
イーストマン・コダック社がエンタープライズインクジェット事業とシルバーメタルメッシュタッチセンサー事業について戦略的決定事項を発表した。
現在、コダックはKodak Prosperエンタープライズインクジェット事業の売却について、Prosperプレスプラットフォーム、Prosper Sシリーズインプリンティングシステム、その他関連製品を含めた協議を売却候補先と進めている。
コダックのジェフ クラークCEOは、「Prosper事業にはさらなる成長の可能性が十分にある。この可能性を十分に引き出すには、デジタル印刷市場に販売ルートを持つ有力企業に売却するのが最善であると判断した」とした上で、「Prosper事業への投資は売却交渉期間中も継続する。Prosperは革新的な技術・製品の集合体であり、印刷業界から極めて高い評価を得ている」と語っている。
一方、タッチスクリーンセンサーを含むファンクショナル3Dプリンティングは、コダックの事業の中でも重要な地位を占めているが、銀と銅双方のメタルメッシュテクノロジーを進化させた結果、「銅」に注力することを決定。今後、シルバーメタルメッシュの開発は中止するが、タッチスクリーンセンサーのメーカー向けの銀塩フィルム供給は継続する。