2013年6月20日
三菱重工印刷紙工機械(株)(清水雅巳社長)とリョービ(株)(浦上彰社長)は20日、商業用印刷機事業の合弁会社を設立して両社のオフセット枚葉印刷機分野の事業を統合することに合意し、株主間契約を締結した。
両社は今年1月、商業用印刷機事業の競争力を高め、事業規模の維持・拡大と経営基盤の強化を図るために、オフセット枚葉印刷機分野での業務提携の検討を行うことを発表。これまで両社間で協議を重ねてきた結果、オフセット枚葉印刷機のラインアップの補完・拡充、開発力の強化、製造コストの低減、販売・サービス力の強化を図り、グローバル市場で戦える体制を整えるため、合弁会社を設立して両社のオフセット枚葉印刷機分野の事業を統合することで合意した。
合弁会社は、2013年7月31日付で設立準備会社「アールエム(株)」として設立され、2014年1月1日をもって「リョービMHIグラフィックテクノロジー(株)」に社名変更のうえ事業を開始する予定。
新会社の資本金は1億円で、出資比率はリョービ60%、三菱重工印刷紙工機械40%。本社は広島県府中市鵜飼町800-2に置き、社員数は450人となる。なお、代表者は未定。2015年3月期の売上高300億円、経常利益15億円を目指す。