2013年2月12日
【参考】リスの部分に人工DNAインキを印刷した金券
独立行政法人 理化学研究所のベンチャー企業であるタグシクス・バイオ(株)(本社/神奈川県、 平尾一郎社長)と大日本印刷(株)(本社/東京、北島義俊社長)は、模倣が極めて困難な人工DNA(デオキシリボ核酸)を含有した偽造防止効果の高い印刷用インキを開発した。
この人工DNA含有インキは、第三者による模倣がほぼ不可能であり、高度な真贋判定を実現するため、紙幣や金券など、強固なセキュリティーが求められる高付加価値印刷物の偽造防止を図ることができる。
金券などを制作する場合、50万枚を作る場合で1枚あたり、DNAインキを使用しない場合の費用に対して10〜20%程度の増加で抑えることができる。
両社は今後、国内外の紙幣やパスポート、有価証券や公的文書などのセキュリティー製品向けに販売を行い、1年間で約3億円の売上を目指す。