2011年11月25日
三菱重工印刷紙工機械(株)(清水雅巳社長)は11月24日開催の「印刷機械事業50周年記念内覧会」で、現在研究を進めているデジタル印刷機の実験機を来場者に限定公開した。
この実験機は、液体トナーを採用した電子写真方式で、A3ノビのアート紙、コート紙、マット紙に毎時7,200ページで両面4色印刷が可能。枚葉印刷機で培った搬送、印刷胴の構成を基本に、電子写真技術を取り入れているという。
清水社長は、「我々は様々な新印刷方式の研究を行っており、同機はあくまでその実験機のひとつ」としており、同スペックの延長線上での製品化については「現在のところ未定」としている。
なお、この実験機は静態展示で公開され、稼働風景は映像で紹介。数点の印刷サンプルも展示されていた。