2011年11月10日
キヤノンマーケティングジャパン(株)は、昭和情報機器(株)(JASDAQ上場)に対しTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表。全株式を取得することで完全子会社化を目指す。
両社は、平成22年からオセ社の業務用プリンターの販売で提携を開始。昭和情報機器の「帳票印刷」における販売・サポート力、技術力、顧客基盤を活かした連携を進めてきたが、今後、プロダクション市場において「デジタル商業印刷」と「帳票印刷」がシームレスに変化することが予想される中、両分野で強みをもつ両社相互の経営リソースを活用した強固な協業体制を早期に構築することが有益であると判断。9日開催の取締役会においてTOBの実施を決定した。
同社では、両社の顧客基盤をはじめ、商材・技術、保守・サービス網の相互補完によるシナジー効果が期待できるとしており、昭和情報機器が持つ「帳票印刷」分野での販売ノウハウ活用による業務用プリンタービジネスの拡大、さらに2バイト文字の処理技術活用によるアジア圏へのビジネス展開も視野に入れている。
なお、公開買い付け価格は1株200円、期間は11月10日〜12月20日。