2011年1月31日
(株)メディアテクノロジー ジャパン(東京都千代田区/雨森章社長)はこのたび、(株)クレコ・ラボ(東京都千代田区/興津世禄社長)との間で印刷業界向けのカーボンフットプリント(=CFP)に関する協業契約を締結。同業界の主要企業を対象としたCFP認証支援サービスの提供を開始した。
近年、地球温暖化防止に向けた取り組みは産業界における最重要課題であり、特にCO2排出量の大幅な削減が急務となっているため、まず各企業の商品のCO2排出量を「見える化」して把握することが重要なテーマとなっている。
CFPは、原材料の調達から、製造、流通、使用、廃棄・リサイクルに至るまでのライフサイクル全体で排出されるCO2の量を商品ごとに表示するもので、印刷業界でも2010年に「宣伝用および業務用印刷物」のルールが認証され、印刷会社や発注者による印刷物へのCFPマークの表示が可能になった。昨年12月に開催された日本最大級の環境展示会「エコプロダクツ2010」においても、配布される印刷物の多くにCFPマークが表示されていたほか、ISOの規格化の進展もあり、今後はワールドワイドに広く普及することが予想される。
このような業界の動向を背景に、印刷業界における環境ビジネスの展開を目指す両社は、「印刷業界向けカーボンフットプリントの認証支援サービスの提供」を実施することに合意。同社の持つ印刷業界向けソリューション事業における豊富な実績やノウハウと、クレコ・ラボ社の環境ソリューション分野での実績に基づくコンサルティングを融合。それぞれの強みを最大限に生かし、印刷業界の環境ビジネスにおいて強力なリーダーシップを発揮していく。