2010年11月19日
環境保護印刷推進協議会(松浦豊会長、以下E3PA)は11月11日、ソウル市で開催された「親環境印刷セミナー」に協力し、日本の印刷業界が取り組んでいる環境対応策の現状、そしてE3PAの事業活動について情報提供を行った。
同セミナーは、(財)ソウル印刷センター、東國大学校RIS事業団、(株)トレンドメディアの主管により開催されたもので、2008年9月開催の印刷機材展「KIPES2008」の併催行事に次ぐ2回目の企画。
日本側の発表では、帯同した(社)日本印刷産業連合会の油井喜春・業務推進部長より同連合会が取り組んでいる環境施策として、GP認定制度と環境優良工場表彰、CO2削減対策、見える化によって印刷サービスグリーン購入基準への採用をめざすカーボンフットプリントの概要が説明された。E3PAからは、日本の印刷産業における環境対応の実践事例として、北濃克海ワーキングスタッフが、サステナブル社会への貢献を基本理念とする事業活動の概略を説明。またクリオネマークを環境対応のレベルを上げていくベンチマークと位置づけ、環境経営への取り組みを通じて会員企業の業績向上につなげていることも紹介した。