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印刷インキ工連、ソイシールから植物油インキマークへ

2010年9月2日
植物油インキマーク

 印刷インキ工業連合会(佐久間国雄会長)では、植物油インキマーク(VEGETABLE OIL INK)制定から1年以上経過し、今後の運用等について検討した結果、植物油インキ製品のラベル表示について、今年10月1日を目処にソイシールから植物油インキマークに順次切り替えていくことを会員企業に対し要請した。また併せて需要家である印刷会社に対しても表示ラベルの切り替えに理解を求めていく。
 同連合会では、大豆油インキを包含する植物油インキの基準及び表示マークを制定し、昨年2月より会員企業に対し、当該製品へのラベル表示を順次行ってきた。これまで10年近くにわたり市場に供給されてきた大豆油インキは、社会に広く普及し、印刷物発注者からの認知度も高いことから会員企業の製品には、植物油インキマークとソイシールを併載してラベル表示され出荷されていた。しかしアメリカ大豆協会は、今年9月末日をもってソイシール許諾業務を終了し、来年4月末日で期限切れとなる日本での商標登録の更新はしないと表明しており、ソイシールの商標登録期限が終了したのちには、ソイシール表記の製品を市場に供給することは不可能となる。
 同連合会では、植物油インキは環境対応という点から見ても大豆油インキと遜色なく、また食料である大豆油に限定せず、非食用である植物油にも使用を拡大したという点において大豆油インキを凌駕していると位置付けており、今後は植物油インキマークで表示を統一していく方針。すでに(社)日本印刷産業連合会が制定した「オフセット印刷サービス」グリーン基準の大豆油インキに係る部分については、植物油インキに改定(実施=平成21年10月1日)されており、日印産連グリーンプリンティング工場認定制度も、この改定されたグリーン基準に基づいて実施されている。
 なお今後も大豆油インキを希望する需要家に対しては、日本国内におけるソイシール商標存続期間中に限り、要望に沿った製品提供を行っていくとのこと。

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