2007年4月20日
(社)日本印刷産業連合会(藤田弘道会長)は、オフセット印刷サービスのグリーン基準改定及びグリーンプリンティング認定の実施に引き続き、シール、スクリーン、グラビア(軟包装)印刷サービスのグリーン基準の改定と各印刷部門のグリーンプリンティング認定を開始することを発表した。
現在、「シール、スクリーン、グラビア(軟包装)印刷サービス」の各グリーン基準については、制定から4年以上が経過し、VOC排出抑制の要請など印刷産業界を取り巻く社環境問題に対する社会的認識の高まりとともに印刷産業界を取り巻く社会的環境は大きく変化し会的変化、また印刷産業界自身の環境問題への取り組みの進展など社会情勢、技術動向等が大きく変化してきていることから日印産連では、グリーン基準の改定を行ない、併せて各基準に基づくグリーンプリンティング認定を実施することとなった。
今回のグリーン基準改定の主な特徴は?VOC排出抑制、各資材のリサイクルの促進、有害物質の管理と不使用の促進など社会的要請に対応した内容に変更? 先攻している「オフセット印刷サービス」グリーン基準の考え方との整合性を保つとともに各印刷サービスの特徴を十分に踏まえた内容としている?各工場がそれぞれの特徴にあった手法を選択し、環境配慮を行なえるよう多くのグリーン基準項目を設定している?グリーンプリンティング認定基準として活用するため、基準の内容を明確かつ具体的なものとなるよう配慮するとともに各工程を細分化し、また製造法別に詳細な基準となるよう見直しされている―など。
なおグリーン基準(3種類)の改定日は、平成19年4月20日で各グリーン基準のガイドラインは同年6月に発行を予定。
日印産連では、平成18年4月1日からオフセット印刷サービスを行なう工場・事業所に対する工場認定制度としてグリーンプリンティング認定制度を開始し、また同製品認定制度を平成18年10月より開始しているが、今回のグリーン基準(3種類)の改定を受けて平成19年度にシール、スクリーン、グラビア(軟包装)の各印刷サービスを行なう工場・事業所に対する工場認定及び同製品認定を実施していく方針。
なお同印刷部門におけるグリーンプリンティング認定の今後の予定は次の通り。
▽グリーンプリンティング認定実施方法発表(平成19年6月)
▽グリーンプリンティング工場認定運用開始(同)
▽グリーンプリンティング工場認定申請受付開始(同年9月)
▽グリーンプリンティング工場第一回認定(同年12月)
▽グリーンプリンティング製品認定運用開始(平成20年1月)