2015年8月6日
igマークはiを人にgを緑に見立て人と緑の融合を表現している
印刷インキ工業連合会(高橋弘二会長)は、インキ業界の環境負荷低減活動を促すため、業界独自の環境マーク制度として「インキグリーン(ig)マーク制度」を制定し、今年9月より運用を開始する。
新たに制定されたigマーク制度は、主にインキ中のバイオマス割合を指標として、その度合によってインキの環境対応レベルを3段階(ワンスター/ツースター/スリースター)にランク付けする制度。また、UVインキについては、バイオマス成分を多用することは困難なことから、インキの脱墨性能や省エネ対応(省電力照射装置で硬化するインキ)など、インキの持つ環境対応特性を指標とする。
制度運用の開始は、今年9月からとなるが、同連合会では、会員企業各社のバイオマス割合算出のためのシステム構築体制が整うまでの経過措置として、バイオマスの代わりに植物油の含有割合を指標する暫定基準での運用(2年間)を認めている。