2015年7月29日
全国印刷工業健康保険組合(青木宏至理事長)は7月28日開催の第159回組合会において、平成26年度収入支出決算などについて審議。平成26年度は、実質収支14億6,201万円の赤字決算となったことを承認した。
同組合では、年度当初に実質24億円の赤字予算を策定していたが、被保険者数並びに標準報酬月額が予算を上回ったことから保険料収入が改善。併せて保険給付費が予算に比べて減少したことにより財政が大きく改善することとなった。また、高齢者医療制度への納付金負担の補助として、国から1億3,000万円を超える補助金があったことも赤字額を改善させる要因となった。そして不足分については、法定準備金から18億円の繰入を行い、収支バランスを図った。
同組合は平成27年3月1日以降、本部を中心とした新組織として被保険者数40,900人、標準報酬月額347,700円を見込み、財政健全化を目指していく。