2014年4月17日
新井部会長
印刷工業会(足立直樹会長)は4月16日、東京の明治記念館において「女性の活躍推進に関するシンポジウム」を開催し、会員企業の女性従業員140名を含む240名が参加した。また同シンポジウムでは、女性活躍推進部会が正式に発足したことが報告され、その活動計画などが発表された。
同工業会では、印刷業界の活性化と地位向上には女性の活躍推進が重要とし、昨年9月に会員企業9社13名で構成される女性活躍推進準備委員会を立ち上げ、女性社員活躍推進等について検討を開始。そして本年4月、同準備委員会を発展的改組し、正式な女性活躍推進部会として発足することとなった。
同部会では「印刷工業会会員企業における女性社員の活躍を推進し、国内印刷産業の活性化と地位向上」を目的に掲げ、主に分科会を主軸に活動を展開。分科会では、参加者を中心に各種検討テーマに沿ったセミナーなどの啓発活動や事例研究を行っていく。
初代部会長に就任した新井妙子部会長(共同印刷)は、「女性活躍推進は日本社会にとって非常に大きな課題。私自身これまで業務として携わっているが、このテーマに対してこれほどの規模で業界として取り組もうという例はなかった。このような動きを可能とした業界であることに誇りを持ち、業界の未来を創っていくために活動していきたい」と挨拶し、あらためて同部会への理解と積極的な参加を呼びかけた。