2012年11月26日
(社)日本印刷産業連合会(足立直樹会長)はグリーンプリンティング(GP)認定工場全289工場に対しアンケート調査(回答率38・7%)を実施し、その結果をまとめ発表した。
質問項目は、GP工場認定に申請したきっかけ、取得したメリット、GP工場としてのアピール方法、得意先のGPマーク表示の意向、GP制度への要望など6項目(全て複数回答可)。「申請のきっかけ」では、自主的判断(75%)、団体・組合からの働きかけ(34%)、得意先からの要請(16%)となっており、自主的判断の中では、自社の特徴の1つにしたかった(42%)、営業の武器にしたかった(34%)環境ISO等に代わるものとして(31%)という結果だった。
「認定を取得したメリット」では、工場の環境配慮が進んだ(72%)が圧倒的に高く、次に従業員の意識が変わった(46%)、営業が環境配慮の提案に積極的になった(18%)、得意先からの評価が上がった(16%)となっており、環境面だけでなく経営や営業面においても、多くの企業(工場)が認定取得してメリットがあったと回答。
また「印刷製品へのGPマーク表示」については、得意先に提案し採用された(42%)、得意先からGPマーク表示の依頼がある(14%)問い合わせがある(11%)など、着実にGPマークが社会に受け入られはじめていることが判明する一方、得意先へ提案すると興味は示してくれる(27%)、提案しても反応がほとんどない(11%)など、さらにGPマークの認知度を向上させるべきとの課題も浮き彫りになる結果となった。