2009年7月28日
環境対策協議会(川田善朗会長)は7月24日、「第12回環境対策協議会セミナー」をマイドーム大阪において開催した。
同協議会は平成16年6月に発足以来、業界の課題解決に向けた多くのセミナーを開催。第10回からは「環境は現場から 明日に向かって勇気ある協生」をテーマに事業を推進。4月に東京で開催された第11回セミナーには、史上最大の475名が参加した。
約200名が参加した今回のテーマは「業界連携によるVOC排出削減、自主取組の実践発表会~環境は現場からはじまり、現場で終わらずエンドレス!~」。
開催に先立ち挨拶に立った川田会長は、同協議会の取り組みを披露した上で、「印刷インキや印刷業界のVOC排出量はすでに基準年から41%削減。日印産連の自主取組の対応もグラビア印刷は45%削減している」と成果の一端を報告。
さらに、グラビア業界が魅力ある産業として評価されるよう、先般『日経地球環境技術賞』に応募したことを報告した上で、水性問題研究会から環境対策協議会へと成長した同協議会がVOCについての役割を果たしたことから、次回からは『地球温暖化防止実行委員会』に改称することを発表。業界の多くの課題解決に的確に応える新体制にし、グラビア業界の社会的地位向上に向け、さらなる努力を続ける意向を示した。
その後のセミナーでは、環境に関連する10社以上からの取組が披露され、参加者の参考に供した。