ラベル・パッケージ印刷機メーカーのガルス社は11月6日、スイスのザンクト・ガレンにある本社工場内に新設したショールームをアジアパシフィックの報道陣向けに公開。複数の加工プロセスを統合したUVインクジェットデジタルラベル印刷機「Labelfire」とフレキソ印刷システム「Labelmaster」の稼働実演を披露した。 「Labelfire」は、ハイデルベルグとの共同プロジェクトで開発されたモジュール式デジタルラベル加工ソリューション。富士フイルムのインクジェットヘッド「SAMBA」を搭載した8色デジタル印刷ユニットを中心として、その前後にフレキソやコールドフォイル、ダイカットといったユニットをインラインで統合。さらに新しくリリースされたスクリーン印刷ユニットにより、透明フィルム上に隠蔽性の高い白色印刷を実現。異なるこれらモジュールは1つのタッチパネルコンソールで制御できる。解像度は1,200×1,200dpi、生産スピードは50m/分。同社では「デジタル印刷物の70〜80%が2工程以上の後加工を必要としている」とし、ワンパスデジタルラベル生産による生産性とコスト競争力といった優位性を強調している。 一方「Labelmaster」は、フレキソ印刷ユニットを中心に、ロータリースクリーン印刷やコールドフォイルなどの複合加工プロセスをインラインで統合したラベル印刷加工システム。「シンプルオペレーション」と「柔軟性」をコンセプトとしてモジュラープラットフォーム設計を採用し、あらゆる機械位置で迅速かつ容易に交換できる様々な仕上げおよび印刷ユニットを提供する。自動化およびモジュール交換の柔軟度によって3モデルをラインアップ。
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