2015年4月1日
国内インクジェットヘッドビジネスは前年比200%成長を見込む(左から、藤原社長、シュエインハース氏、河原一郎IJシステム本部長)
コダック(同)(藤原浩社長)は3月31日、イーストマン・コダック社のインクジェットヘッドビジネスを担当するワールドワイドセールス&マーケティングディレクターであるビル・シュエインハース氏の来日に伴い、「Prosper S」シリーズの導入状況や活用事例などについて記者懇談会を開催した。
冒頭、藤原社長は「我々のインクジェットヘッドビジネスは前年比200%成長を見込んでいる」とし、引き合いが急増する同市場の新たな動きを示唆した。
一方、シュエインハース氏は、インクジェット市場拡大の背景について「オフセットからの移行やバリアブル印刷の有用性認識が高まったこともあるが、インクジェットの品質向上に伴う『トナーからの移行』も市場を牽引している」との認識を示し、その中で1,200以上のインストール実績を持つProsper Sの「スピード」「品質」「コスト」「用紙多様性」といった優位性に言及。コダックの技術開発力と7,000もの用紙データベース、またIOSによる印刷用紙コーティングソリューションなどで、同市場拡大を牽引していく考えを強調した。