2015年1月14日
キヤノン(株)は、米国の特許専門調査会社IFI CLAIMSパテントサービスが公表した2014年に米国特許商標(USPTO)に登録された特許数(速報値)で、昨年に引き続き日本企業で最多となり、世界第3位となった。
同社では、現在進めている中期計画「グローバル優良企業グループ構想Phase IV」の主要戦略のひとつとして「グローバル多角化による新たな事業の獲得と世界三極体制の確立」を掲げており、海外での特許取得を重視。日本国内をはじめ海外においても地域ごとに事業戦略や技術・製品動向を踏まえた上で特許の権利化を推進している。とくに米国は世界最先端の技術をもつ企業が多く、市場規模も大きいことから、同社は米国での特許出願について、事業拡大、技術提携の双方の視点から注力している。