2014年9月10日
ジェフ・J・クラークCEO
コダック(同)(藤原浩社長)は9月9日、今年2月にイーストマン・コダック社の新CEOに就任したジェフ・J・クラーク氏の初来日を受けて記者会見を開き、法人向けイメージングビジネスに特化するコダックの事業戦略や日本市場での展開を明らかにした。
クラークCEOは、ソフトウェアやCTP、13種類の異なるプレート技術を中心とした「グラフィックコミュニケーション(商業印刷&出版)」、Flexcelシリーズを中心に7年間でシェア10%まで成長を遂げた「パッケージ」、銀塩フィルムの技術をベースとするタッチスクリーンセンサーをはじめとした「ファンクショナルプリンティング」という3つのイノベーション分野を強化する考えを強調。また、R&D強化について、「2014年の研究開発費はおよそ1億ドル。設備投資も4,000万ドルを計画。その対象の多くはインクジェットとファンクショナルプリンティング分野だ」と述べ、今後も300名におよぶ研究開発人員による「意義のあるR&D」遂行を約束した。