2013年12月18日
招請状を受取る森澤嘉昭氏(右は、中国印刷技術協会の于永湛理事長)
永久顧問の招請書
(株)モリサワ相談役の森澤嘉昭氏がこのほど、中国印刷技術協会(于永湛理事長)の「永久顧問」として招請された。
中国印刷技術協会と(株)モリサワの交流の歴史は長く、とくに1980年代後半からは印刷人表彰制度のための奨励基金を寄贈して「森澤信夫印刷技術奨」を設立したのを中心に、モリサワからの文字組版技術や機械製造技術の供与、印刷教育事業支援のための奨学金、そして文化的な面では博物館支援や出版交流、さらには森澤嘉昭氏の北京印刷学院客員教授への就任(2007年)など、交流を活発化してきた。
今回の招請を受諾した森澤氏は訪中し、11月29日に北京市内の「職工之家」で開催された第12回「畢昇印刷技術奨」表彰大会に出席。席上、于理事長から招請書を受け取ると約300名の大会参加者から万雷の拍手で歓迎された。
于理事長は挨拶の中で、森澤嘉昭氏が父・信夫氏を継いで誠心誠意、これらの事業の成功に努力してきたことに感謝の意を表した上で、「外国人として初めてで異例の『永久顧問』招請は、今までの実績をさらに前進させてもらうための『プラットフォーム』としても考えている」と述べた。