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ハイデルベルグ社、「Packaging Day」でPush to Stop実演披露
イベント
ハイデルベルグ社、「Packaging Day」でPush to Stop実演披露
2017年11月13日
ライナー・フンツドルファーCEO
パッケージ印刷業者らおよそ400名が来場
スピードマスターXL145-6+L
Primefire106の技術展示も
ハイデルベルグ社は11月8日、ウィスロッホ工場・ホール11にあるPrint Media Center Packagingにおいて「Packaging Day」を開催。欧州を中心としたパッケージ印刷業者らおよそ400名が来場した。
イベント開催に先立ち、昨年11月に就任したライナー・フンツドルファーCEOが登壇。「この5年間で年率2.8%成長が期待されているパッケージ印刷業界においてハイデルベルグは、そのすべての生産工程に添った製品、ソリューション、消耗品、サービスを提供できる唯一のソリューションプロバイダーである」と述べ、ハイデルベルグ社がパッケージ印刷分野におけるマーケットリーダーであることを強調した上で、「早いペースで継続する企業間合併」「品質要求」「小ロット化」「グローバルマーケットでの競合」といった市場の課題に言及。「顧客は競争から一歩抜け出すための戦略を見出す必要がある。そこに本日我々は、ビジネスに新しい衝撃を与えることができるソリューションとして『オペレーショナル・エクセレンス(業務改善プロセスが現場に定着し、業務オペレーションが磨きあげられ、競争上の優位性にまでなっている状態)』『新しい技術やアプリケーション』を披露する」と述べ、その一端を紹介した。
イベント会場には、印刷機として「スピードマスターXL145-6+L」「スピードマスターXL106-8-P+LYYL フォイルスター」「スピードマスターXL75-8+LYYL アニカラー2」が設置され、いずれの印刷機にも「Simply Smart」を具現化する「Push to Stop」コンセプトに基づいた自動運転機能を搭載。パッケージ印刷分野における印刷機の完全自動運転、ナビゲート印刷の実力をデモンストレーションで示した。
このほか、2015年から提携関係にある中国・Masterwork社の打抜機や製函機などを中心に後加工ラインの展示も充実させ、パッケージ生産の幅広いトータルソリューションを披露し、パッケージ分野におけるマーケットリーダーとしての存在感を示した。