2017年6月14日
石川九楊氏
(株)モリサワ(森澤彰彦社長)は6月13日、本社4F大ホール(大阪市浪速区敷津東2-6-25)において第20回モリサワ文字文化フォーラム「筆蝕と曲線」を開催した。
同フォーラムは、印刷/Web/出版/デザイン業界を対象に、「文字文化」への探究心を新たな世代へ受け継がせる事業の一環として、また業界活性化を目指す事業の一環として設立されたもの。年に数回、様々なテーマを設定して講演を企画しているが、第20回目を迎えた今回は、「書は筆蝕の芸術である」ということを解き明かし、書の構造と歴史を探求し続ける書家の石川九楊氏による講演「終わりなき『書』の表現世界」と、デザインワークや映像制作に従事するほか、ワークショップやパフォーマンスを通じて、言葉や文字の新たな知覚を探るグラフィックデザイナーの大原大次郎氏による講演「曲と線」が行われた。