2016年7月26日
「Finishing4.0」実現の必要性を説く
ミューラー・マルティニジャパン(株)(宮﨑靖好社長)は7月22日、大阪府製本工業組合(岡本城夫理事長)との共催で「製本から見たdrupa2016報告会」を開催。およそ70名が聴講した。
同報告会は、印刷主体に語られることの多いdrupaを、製本の技術革新からそのトレンドを検証するというもの。講師をつとめた宮﨑社長は、drupa2016を「4.0drupa」と定義した上で、「印刷が『Print4.0』具現化に向け、極小ロットに新しいビジネスを見出し、効率的で柔軟な印刷システムを構築しようとする中、製本側も遅滞なく4.0対応を実現し、全体フローのデジタル化、効率化を支援する必要がある」とし、同社が提唱する「Finishing4.0」という新コンセプトに基づく開発志向を解説。drupa会場で実際に展示実演された新製品9機種を通じて、「製本の未来」を提示した。
なお、同セミナーは、7月26日に東京、30日に宮城でも開催される。