2016年6月12日
次回の開催は、2020年6月23日から7月3日の11日間
世界最高峰の印刷・クロスメディアソリューション専門メッセ「drupa2016」が6月10日、「Print4.0」の潮流を明確に映し出すとともに、その先にある印刷ビジネス成功に向けた多くのメッセージを残して閉幕した。主催者であるメッセ・デュッセルドルフは、11日間の会期中、188ヵ国からおよそ26万人が来場したと発表した。
来場者については、drupa2012の31万4,500人に対し、およそ5万4,500人が減少。これについてメッセ・デュッセルドルフは、「印刷産業における世界的な統合傾向を反映している」とする一方で、来場者における経営幹部(投資の最終決定者および共同決定者)の割合が2012年の55%から75%へと増加していることを強調。「来場者全体の54%が具体的な投資計画のもとdrupaに来場」「29%がdrupa会期中に発注」「30%がdrupa閉幕後に発注を計画」といった成果を公表し、drupaがビジネス上の重要な意思決定のためのBtoBトレードショー、プラットフォームであることを強調している。
また、外国からの来場者は全体の76%に達し、2012年から16%増加。このうち、とくにアジアからの来場者が17%(2012年は13.6%)に達し、インドからが5%、中国からが3%となっている。主催者では「drupaが世界市場意義およびその国際的な格付けを強化した結果」と説明している。
なお、会期中にdrupaの開催周期を4年サイクルに戻すことが発表され、次回の開催は、2020年6月23日から7月3日の11日間に決定している。