2016年6月10日
インクサイズはStreamのおよそ1/3に
コダックは、次世代のインクジェットテクノロジープラットフォームとして「ULTRASTREAM(ウルトラストリーム)インクジェットテクノロジー」を公開した。
従来のStreamインクジェットテクノロジーは、インクノズルに熱を加える時間の長さによって大小のインクドロップを生成。小さいドロップを風で飛ばし、大きいドロップでイメージを形成する。
一方、今回発表されたULTRASTREAMは、小さいサイズのドロップを均一に落とし、印刷されない部分に電荷をチャージして、それを抜き取るという技術。印刷部分は電荷に影響されずに落ちてイメージを形成する。
この技術により、インクサイズはStreamのおよそ1/3になり、各種の用紙やフィルムに最高150m/分の速度で600×1,800dpiの高精細印刷が可能になるというものだ。ブロアーが不要な分、小型化や低コスト化もメリットとなる。
製品化は2年後を予定。会場では、8インチヘッドをナローウェブ印刷機に搭載して実演が行われている。