2016年6月13日
毎時6,000枚の高速印刷
リョービMHIグラフィックテクノロジー(株)は、B2判液体トナー方式デジタルオフセット印刷機「RMGT DP7」を参考出品した。
RMGTとミヤコシが共同開発を進めるデジタル枚葉4色印刷機で、ミヤコシが持つ高解像度の超微粒子液体トナー電子写真技術と、RMGTが持つオフセット枚葉印刷機で培った高速用紙搬送技術を融合することで、B2判用紙(最大用紙サイズ788×600ミリ、最大紙厚0.4ミリ)で毎時6,000枚の高速印刷を実現。超微粒子液体トナーを感光ドラムから用紙へ転写させることで、1,200dpiという高解像度で繊細な印刷表現が可能である。
1〜2ミクロンという超微粒子液体トナーは、トナー層の薄膜化が可能で、紙が従来持つ光沢を損なうことなく印刷できるほか、折り加工時の割れの問題も軽減できるというメリットがある。また、圧胴式の「グリッパー用紙搬送システム」採用によるオフセット同様の見当精度、さらに1色ワンタワーのタンデムタイプの機械構成が高速化に大きく寄与している。