2016年5月25日
富士フイルム(株)は、商業印刷分野における次世代のデジタル印刷ソリューション「5Dプリンティングソリューション」をdrupa2016で発表する。
「5Dプリンティング」とは、オフセット印刷、デジタル印刷、3D印刷といった技術発展と、富士フイルムのインクジェット技術がもたらす「新次元の高品質の実現」およびEPAC社との協業による「新次元のオートメーション化」という2つの新たな革新を示すもの。EPAC社は、ノンリニア方式による究極のシステムを設計・開発し、独自のアルゴリズムとロボット技術を駆使した革新的な自動化ソリューションを提供。同社の最新技術「E2テクノロジー」により、印刷製本工場では、たった1冊であっても、印刷から断裁、丁合、製本、書店やエンドユーザーの受注管理、配送に至るまで、人手を一切介さずに完全自動生産が可能となり、コストや環境への負荷を劇的に削減することができる。
両社は今年、「Jet Press 540W」と「E2テクノロジー」を組み合わせた生産システムを、米国、欧州、中南米で導入している。