2015年6月29日
「これからの活版印刷」を出展者・参加者で作り上げていくイベントを目指す
「本」と「紙」と「活版印刷」を楽しむイベント「活版TOKYO2015」が、東京都千代田区の後援により、7月10日〜12日まで、千代田区神保町において開催される。
同イベントを主催するのは、都内で活版印刷に携わる20〜40代のクリエーターが集まって立ち上げた「活版TOKYO実行委員会」。開催中は参加作家の作品展示販売、約30人のクリエーターが参加する活版カード展、ワークショップ、トークショーなど、「活版TOKYO」でしか体験することができないイベントが企画されている。
ワークショップでは、活字組版体験をはじめ、その場で樹脂版はんこが作れるワークショップ、手動印刷機「テキン」を使っての活版印刷体験、製本や製箱と活版印刷を組み合わせたワークショップも予定している。
また、展示販売では、築地活字や都内を中心に活動している活版印刷工房、海外作家も含めた活版作品を販売。トークショーでは、横溝健志氏(元武蔵野美術大学教授)と影山知明氏(クルミドコーヒー店主)の2人が「これからの本のありかた」について語る。
この他、親子参加型スタンプラリー、活版ぬり絵など、親子で楽しめるイベントも企画しており、様々な分野で活躍している人と活版印刷を掛け合わせ、「これからの活版印刷」を出展者・参加者で作り上げていくイベントを目指す。
【開催概要】
▽会場=東京都千代田区神保町三井ビルディング1Fエントランス、書泉グランデ7F特設会場
▽会期=7月10日(金)〜12日(日)午前11時〜午後6時(10日は神保町三井ビルディングのみ、午後13時〜)
▽入場料=無料。