2015年3月30日
松本社長と水野社長がパネルディスカッション
4ジョブを14分29秒で印刷したXL75アニカラー
ハイデルベルグ・ジャパン(株)(水野秀也社長)は3月27日、「スピードマスターXL75-4 アニカラー」国内1号機を導入した(株)マツモト(本社/福岡県北九州市門司区社ノ木1-2-1、松本敬三郎社長)協力のもと、「re-innovation:digital offset day」と題した見学会イベントを開催した。
マツモト猿喰工場での実機見学では、300部を2ジョブ、100部を2ジョブの計4ジョブを連続して実演。まず第1・2ジョブでは、刷り出しから30枚目を抜き取って見当、濃度をチェックして本刷りへ。絵柄面積率の重いものから軽いものへのジョブチェンジを実演。その流れで行われた第3・4ジョブは、アルバムの実際の仕事で実演され、15枚目を抜き取り、色出し・一発見当による運用を披露した。
この4ジョブはすべて機械仕様maxの1万5,000枚/時で印刷され、要した時間は14分29秒。参加者には無駄のないシンプルなオペレーションを強く印象づけた。
また、松本社長と水野社長によるパネルディスカッションも行われ、マツモトがXL75アニカラーを導入したきっかけや極小ロット化の中で利益を生み出すために行った取り組み、そして最大限にコスト効率を高める秘訣などが惜しみなく公開された。