2014年11月17日
ヴァンヌーボの実演では、刷了から30分後に断裁し、その速乾効果を証明
日本アグフア・ゲバルト(株)(松石浩行社長)は11月15日、原多印刷(株)(大阪市北区、原多鈴乃社長)協力のもと、速乾印刷・標準印刷実演セミナーを開催。およそ40名が参加した。
冒頭、挨拶に立った原多社長は、同社の徹底した数値管理に基づく標準印刷技術とメンテナンス体制をベースとした現像レスプレート「アズーラ」による速乾印刷の効果について「本稼働から4ヵ月半、一切トラブルもなく、乾燥時間短縮による効率化や現像廃液処分コストのカットにも繋がった」と説明。さらなる技術向上に意欲を語った。
当日は、原多印刷の印刷コンサルタントとして技術サポートにあたる(有)PTC竹内の竹内茂夫社長による「印刷標準化への取り組み」、アグフアによる「現像レス『アズーラ』のメリットと効果」と題したセミナーが行われた後、プリプレスとPODの現場を視察。その後の印刷実演では、10年間24時間稼動してきた8色機で、ヴァンヌーボ、マット紙、コート紙を使った3ジョブの速乾印刷を実演。とくにヴァンヌーボの実演では、刷了から30分後に断裁して、その速乾効果を証明した。