2014年9月10日
ヴァンヌーボへの印刷やどん天印刷で速乾印刷の乾燥性能を実証した
日本アグフア・ゲバルト(株)(松石浩行社長)は9月9日、(株)共立アイコム(静岡県藤枝市、小林武治社長)協力のもと、速乾印刷実演セミナーを開催した。
共立アイコムは取り組み開始から、わずか3ヵ月で速乾印刷を確立。生産性向上だけでなく、原材料や消耗品等のコスト削減に大きな成果を上げている。
印刷実演では、ハイデルベルグ社製・菊全4色機(油性)+アズーラTSによる速乾印刷を3つのジョブで披露。ファーストジョブでは、用紙にヴァンヌーボを使用し、4色で250枚を印刷。刷り上がった50枚は、すぐに断裁され、どの程度の断裁汚れが発生するかを確認。そして30分後には、全ての印刷物を断裁し、印刷直後(約2分)のサンプルと比較し、刷了からわずか30分で断裁汚れがほとんど発生しないことを実証した。
セカンドジョブでは、同一絵柄をコート紙に変え印刷。そしてサードジョブでは、版替のちコート紙で片面4色を印刷。刷了後すぐに裏返して、どん天印刷を行い、その速乾性を披露した。