2014年4月23日
「印刷は、印刷機のみならずCTP版材、湿し水を含めたトータル運用での品質の安定化、標準化に向けた環境づくりが肝要」(水上社長)とする水上印刷が目指した「真の速乾印刷」を惜しみなく公開。
富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株)(渥美守弘社長、以下「FFGS」)は4月22日、水上印刷(株)(水上光啓社長)多摩工場において「Eco&Fast Printing 技術セミナー&工場見学会」を開催した。
Eco&Fast Printingは、FFGSが2012年から展開する印刷工程改善支援活動。昨年秋からはUV印刷編を、また今年2月からは「湿し水管理」「無処理プレートの活用」の2つの視点を加えた第2弾をスタートさせている。
今回は、水上印刷、小森コーポレーションの協力を得て、リスロンH-UV印刷機で、耐薬品性に優れた感光層と汚れに強い砂目構造をもつCTP版「XP-F」と、UV印刷時に発生しやすいローラーストリッピングや水負けを防ぐ湿し水「ECOLITY S-U1」を使った高品質UV印刷の実演の他、メンテナンスを含めた技術的ポイントを紹介。水上印刷が目指した「真の速乾印刷」を惜しみなく公開した。