2014年4月11日
水なし印刷技術採用で甦った2台の「J-Print」(菊全判両面8色機)
富士フイルムグローバルグラフィックシステムズ(株)と東レ(株)は4月9・10日の両日、北東工業(株)(大阪市中央区上町、東條秀樹社長)の全面協力を得て「水なし印刷によるリノベーション効果とその収益性」と題したセミナー&工場見学会を開催した。
北東工業は、水なし印刷技術の採用で、老朽化が進む2台の主力マシン(菊全判両面8色機)を再生させ、品質精度や作業性向上に成功。さらに世界初の「水なしLED-UV印刷」の実用化に向けたプロジェクトも進行中で、現在、全社を挙げて「水なし化」を推し進めている。
講演では、東條社長が品質の飛躍的向上や生産設備における投資抑制メリットをはじめ、水なし化遂行に伴う社内活性化や意識改革といった効果を赤裸々に公開。また北東工業の「水なし化」を指導するタケミ(株)(さいたま市浦和区)の柴崎武士社長が機械メンテの重要性などを解説した。