2012年10月26日
「金メダルを獲って帰ってきたい」と語る谷本選手
来年7月にドイツで開催される第42回技能五輪国際大会(ライプツィヒ大会)の印刷職種・日本代表選手(候補)となった谷本まりの選手((株)トッパンコミュニケーションプロダクツ)の記者会見が10月25日、日本印刷会館において行われ、谷本選手から技能五輪に向けての抱負などが語られた。
会見の席上、谷本選手は「日本代表候補に選ばれ大変、光栄であるとともに、その責任の重さを感じている」と、あらためて現在の心境を告白。そのうえで「印刷職種は2連覇を果たしており、特に前回大会では、伊東選手が女性として初めて金メダルを獲得し、日本の印刷技能の高さを世界にアピールしたと思う。私も諸先輩に負けないように、今後もさらに訓練を重ね、日本代表として恥ずかしくない成績を残せるようにがんばっていく」と述べ、今後は本大会出場に向け、メンタル面の強化や技術力をさらに高めていくためのトレーニングを行っていくことを明らかにした。また記者から「自身の目標について」の質問に対し、谷本選手は「金メダルを獲って帰ってきたい」と力強く語った。
今回の印刷職種日本代表選手選考会には、7企業14名が参加し、筆記試験・実機試験を経て候補者を決定。谷本選手は、2位に30点以上の差をつける好成績を収め、さらに筆記試験では、過去最高得点をマークしている。
なお、印刷職種代表選考会を主催する(社)日本印刷産業連合会は、最終選考会の結果を踏まえ、中央職業能力開発協会に谷本選手を印刷職種・日本代表候補者として推薦しており、早ければ本年11月に正式な代表選手となる予定。