2012年6月5日
フンケラーレーザー HL6
数々のプリンタメーカーブースでデジタル印刷の後加工機としてコラボレーションデモを展開したスイスのフンケラー社だが、自社ブースでは炭酸ガスレーザーによるバリアブル加工機「フンケラーレーザーHL6」に注目が集まった。
HL6は、2本の炭酸ガスレーザーのビームをそれぞれ2枚のミラーによって角度を変えることで、穴明けやミシン加工、ナンバリングなどをツールなしでバリアブル加工できるというもの。また、レーザー出力を調節することで、紙を貫通させずに表面だけを焼き付けることもできる。
処理スピードは150メートル/分(炭酸レーザー2本時)で、対応用紙幅は178〜520ミリ、ミシンピッチは最小0.2ミリから。会場ではウェブ検査システム「WI6」を接続し、ロールからのシート出しを実演していた。
なお、出品システムはdrupa後に納入されるイタリアでのフィールドテストを経て、10月から日本を含むワールドワイドでリリースされる予定。