2012年6月5日
CutStar搭載のSpeedmaster SX102-8-P
80ヵ国から約2,000件の注文を達成
ハイデルベルグの今回の展示はホール1に集約され、ホール1、2を使用してきた前回のdrupa2008までと比較して出展規模は縮小されているが、それでも展示面積は出展企業中最大規模。会場の壁全面をおよそ4,000枚のプレートで装飾したホール1では、商業印刷/パッケージ印刷分野に向けておよそ60種類にわたる新しい技術が提案された。drupa閉幕後の発表では、80ヵ国から約2,000件の注文を達成。その中には枚葉オフセット印刷機550台の受注が含まれ、この受注量は前年度の印刷ユニット生産量の約1/2に相当するという。
新モデルのオフセット枚葉印刷機としてSpeedmaster SXシリーズを展示。SMシリーズのプラットホームにXLシリーズのハイエンド技術を投入して新たに開発した最新鋭機で、迅速な前準備と最小限の損紙、多くの表面仕上げが可能。SX52(1万5,000枚/時)、SX74(1万5,000枚/時)、SX102(1万4,000枚/時)がラインナップされている。
また、生産性を重視する市場動向を反映してSpeedmaster XL106に関心が高かったほか、菊四裁判のSpeedmaster SM52で高い評価を得てきたアニカラー技術を搭載した新製品の菊半裁判Speedmaster XL75アニカラーにも注目が集まった。
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