2012年5月18日
次回のdrupaは2016年6月2日から15日まで
世界最大規模を誇る国際印刷・メディア産業展「drupa2012」が16日、世界の印刷産業の近未来像を映し出すとともに、印刷ビジネス成功に導くための多くのメッセージを残して閉幕した。主催者であるメッセ・デュッセルドルフは、およそ2週間にわたる会期中、130ヵ国以上から31万4,500人が来場したと発表した。
来場者については、drupa2008の38万9,993人に対し、およそ7万5,500人が減少。これについてメッセ・デュッセルドルフは、「来場者の減少数は予想の範囲内」とした上で、「ドイツの印刷業界では、2000〜2011年にかけて6万1,000人以上の従業員とおよそ3,900社の企業が減少。また、同期間において米国でも7,700社以上の企業が閉鎖している」とし、ドイツと米国からの来場者減少が大きな要因としている。
一方、来場者における経営者層の割合が、2008年の44.4%から50.8%へと増加していることを強調。また、外国からの来場者は19万人以上で、「drupaの国際的な位置付けは高いレベルに留まった」としている。国別の来場者数では、ドイツに次いで、インド、ベルギー、フランス、オランダ、イギリス、米国、スイス、イタリアの順となっており、また75ヵ国からおよそ2,400人のジャーナリストもdrupaの取材に訪れた。
なお、次回のdrupaは、2016年6月2日から15日まで開催される。
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