2012年5月14日
B2枚葉インクジェット印刷機「KM-1(開発名称)」
コニカミノルタグループは、小森コーポレーションと共同開発したB2枚葉インクジェット印刷機「KM-1(開発名称)」を技術展示している。
同機は、シングルパス印刷用途向けに新たに開発した「HS UVインク」と新開発高性能ヘッドを搭載。プリント基幹部に反転機構を装備し、データ内容に応じて両面、片面印刷を自動切替する。コニカミノルタIJ独自のプロセス技術と小森コーポレーションの搬送技術と印刷見当精度を融合し、3,300sph(片面印刷時)、1,650sph(両面印刷時)の生産性と1,200dpi×1,200dpiの解像度で高品質を実現している。
紙厚は0.06〜0.45mm(0.6mmまで対応予定)、紙サイズは530×750〜280×400mmの用紙に対応。さらにコート紙、非コート紙、アート紙などの印刷本紙にプレコート、ポストコートなしで印刷が行える。同社では、「UVインク仕様なため、水性インクに比べ表裏見当に優れ、乾燥が不要なので機械自体がコンパクトに設計されている」としている。
技術展示は4色機だが、将来的には5色、6色機の仕様も検討しているほか、白、透明インクの開発も急ぐ計画。
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